プラットフォーム開発
プラットフォーム(PF: Platform)
自動車に組み込まれているECU(Electronic Control Unit)に搭載されているソフトウェアは、大きく分けてアプリケーション層とプラットフォーム層の2つから構成されています。アプリケーション層では、エンジン制御・トランスミッション制御・ダイアグノシス機能等のソフトウェアが組み込まれています。一方、プラットフォーム層ではECU上に搭載されているハードウェアとアプリケーション層を繋ぎ双方の入出力I/Fとなるソフトウェアが組み込まれています。
近年、標準化が進むAUTOSARの構成では従来のプラットフォーム層はBSW(Basic Software)と呼ばれ、
RTE(Runtime Environment)を介してアプリケーション層と接続されます。
ソリューション
パワートレインECU用PFソフトウェア開発
エンジン制御用ECU、トランスミッション制御用ECU等、パワートレインを構成するECUのPFソフトウェアの開発を承ります。20年来の開発実績により、自動車業界ならではの試作イベント、開発プロセス、ドキュメント体系、品質確保レベル等に対応した開発が可能です。各種マイコン制御、ブートローダー、RTOS、CAN/LIN等の通信、メモリ管理等、プラットフォームに必要な要素は全て対応可能です。
先行・試作ECU用ソフトウェア開発環境構築
自動車制御アルゴリズムを量産開発に先行して評価・検証を行う場合、量産用ECUの改造または市販の評価ボードを用いた環境を構築し開発を行う事も少なくありません。弊社では、この様な試作開発を行う際の環境構築を行っております。ECU改造での試作開発ではI/O変更仕様に合わせてPFソフトウェアの変更とその評価、市販評価ボードでの試作開発では評価ボードへのLinuxやRTOSのセットアップ、OSカスタマイズ、ドライバ開発等、幅広く対応可能です。お客様に合わせた環境を構築する事で、アプリケーションの開発に専念して頂けます。